トンネルの入口周辺の未舗装部分に自転車を停めている

遠藤やすひろ

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海外自転車旅のススメ

累積標高10,000m~台湾再訪~(その8)

2008/8/14(木) 阿里山~大埔

 さて、今日からどこへ行きましょ。

 とりあえず塔塔加を越えて阿里山まではコースをイメージしていましたが、ここから先はあまり考えてません(^^;)

 日程的に可能であれば、南部横貫公路で峠越えをしたいところなのですが、東海岸へ行くと鉄道の便があまりよろしくなく、ちと厳しい感じです。南下して高雄から新幹線で桃園へ向かうのが、一番現実的かな?

 ただ、そうすると坂を登る機会が無くなってしまいます。。。

 ということで、地図の等高線を見ながらコースの選定です。(すっかり壊れ気味の私です、、、)

 まずは阿里山から下らないことには登れるコースが無いので、ある程度まで標高を下げます。

大きなコンクリート製のフェンスのある、阿里山周辺の道路脇に自転車を停め山々を望む

阿里山周辺です。今日も天気がいいです!

 さて、国道からの外れ方次第でいろいろなコースが取れますが、私が選んだのは、龍美から南下して、鄒族(ツオウ族)の部落を通るコースです。地図を見る限りは下り基調ながらアップダウンがあるので、そこそこ登れそうな感じです。

 どこの国でも同じなのですが、正直、国道ってあまり楽しくないんですよね、走っていて。走りやすいことは走りやすいのですが、交通量も多いし気を使うことも多いのです。

 そういう意味では今日選んだこのコースは大正解!!クルマはほとんど通らないし、山の中を進んでいく感じで、雰囲気はとてもよいところです。

山中の道の脇から遠くの山々を望む

 これから進む方向を見ています。山っていうか、、、ジャングルっぽいですね(^^)

 予想通り、150~200mくらいの登りが何ヶ所かあって飽きないです。

渓流に架かる橋の上から上流を見晴らす。川の右岸の小高いところに、草葺き屋根を持つ木造の建物が見える

 ところどころ川を渡るので、そのたびに一旦、標高を下げてからまた登るんですよね(^^)

 うう、たまらんっ!(、、、やっぱり壊れてる)

新美村の入り口に建つ先住民の像、石垣上の台座のうえに弓を構える男の像がある。台座に「阿里山新美村」の文字。

 新美村の入り口。先住民族の像が立っています。民族色のある村をとおるのは楽しいです。やっぱりこっちの道にきて正解です!!

、、、と思っていると、後半にきて道が完全に未舗装路になってしまいました。。。

トンネルの入口周辺の未舗装部分に自転車を停めている

 しかもアップダウンも激しく後輪にトラクションがかかりにくいようなところもあり。。。

 聞いてないよ~こんな道(T_T)

 採石場があり、どでかいトレーラも走っているので、怖い怖い。ひえ~~と思いながらも、必死にペダルを漕ぎつづけていくと、やっとこさ国道に出ました。

 助かった~~~って感じです(^^;)

 時間的には、もうちょっと先の町まで行けそうでしたが、例によって天気が怪しくなってきたし、最後の未舗装区間でダメージを受けた(笑)ので、大埔で宿泊することにしました。

 今日は基本的に下りのみと思っていたのに、思いのほか登れてラッキー!

 累積標高も10,000mの大台まであと500mほど。頑張ろっと!

走行距離:90.3km
累積標高:680m(ここまで 9,580m)
消費カロリー:1,976kcal