遠藤やすひろ
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ゴーヤのグリーンルームも計画も、5月に始めてからぼちぼち100日が経とうとしています。前回で部屋としてはまとまりましたが、その後もゴーヤは成長を続けています。実が成る場所も、現在は上面が中心で、その様子はこんな感じです。
いや、、、なんというか、これでもかっていうくらいゴーヤの実が成っております。それもそのはず、この2週間で30本のゴーヤが収穫できました。つまり収穫のペースをみると、
・25日間で20本 > 0.8本/day
・2週間で20本 > 1.43本/day
・2週間で30本 > 2.14本/day
というふうに、確実にペースが上がっております。そりゃ、どんどん子蔓・孫蔓が成長してくるのだから、収穫量が増えてくるのは当然と言えば当然ですけどね。それでは、今回もこれまで同様、収穫されたゴーヤがどの苗のどの蔓に成ったものか調べてみましょう。
- (1)どの苗に成ったか(括弧内の数字は前回比)
- ・苗①:11本(+2本)/ 平均長さ26.0cm(+0.1cm)
- ・苗②:20本(+8本)/ 平均長さ26.8cm(-0.6cm)
- ・苗③:16本(+6本)/ 平均長さ25.6cm(-0.1cm)
- ・苗④:23本(+14本)/ 平均長さ25.2cm(-0.1cm)
- (2)どの蔓に成ったか(括弧内の数字は前回比)
- ・親蔓:2本(+0本)/ 平均長さ28.5cm(+0.0cm)
- ・子蔓:51本(+19本)/ 平均長さ26.1cm(-0.3cm)
- ・孫蔓:17本(+11本)/ 平均長さ24.7cm(+0.7cm)
ここにきて苗④が一気に収穫数を伸ばし、それまで頭ひとつ抜け出ていた苗②をぶち抜いてしまいました。この2週間で収穫されたゴーヤの約半数が、苗④から採れたものというのも驚きです。
一方で、少し心配なのが苗①の収穫数。前回は、今回トップの苗④と同じ数だったにもかかわらず、現状、明らかに他の苗より収穫ペースが落ちています。そこで、収穫データを孫蔓に注目して見てみると、
- (2)どの苗に成ったか(孫蔓のみ)
- ・苗①:0本 / 平均長さ ー
- ・苗②:5本 / 平均長さ25.8cm
- ・苗③:5本 / 平均長さ24.2cm
- ・苗④:7本 / 平均長さ24.3cm
となっていることがわかります。苗①の孫蔓からは、未だゴーヤの実が収穫されず、それが収穫ペースの悪化に繋がっているようです。もし、苗②や③の孫蔓と同等数のゴーヤの実が、苗①の孫蔓からも収穫されていれば、収穫総数で苗③と同数になっていたはずです。何故、苗①の孫蔓から収穫できていないのかはわかりませんが、今後の収穫状況を注視していきたいと思います。
また、少し気になる点としては、(1)の結果から苗②の平均長さが短くなったこと。まぁ、元々長さの計測は1cm以下を四捨五入しているので、コンマ数cmの変化を比較することは、意味の無いことかもしれませんが、それでも他の苗と比較して、その割合が大きいことは見逃せません。これで他の苗並みになったので、だんだん平均化されてきたということでしょうか。
平均長さについては、(2)の結果から孫蔓から収穫されたものの平均長さが伸びており、孫蔓のゴーヤの実の成長が安定してきたことが伺えます。
それにしてもよく採れますよね、ゴーヤは。最初の写真をご覧になっていただければ、理解していただけることと思いますが、ぼちぼちゴーヤも見飽きてきました(^^;)
というわけで、じゃん!
収穫しないで、完熟するまで放置してみました!
初めて見る方もいらっしゃると思いますが、ゴーヤって完熟するときれいなオレンジ色になるんです。緑の葉とのコントラストがいいでしょう?この時点では、ゴーヤの形を保っていますが、さらに熟すと実が縦に割けて中の種が見えるようになります。このゴーヤも少し裂け始めてますよね。
では、このゴーヤを収穫して中を見てみましょう。
、、、結構、ショッキングな画像?緑のゴーヤからは、ちょっと想像できない展開ですよね。ちなみに赤いのは種です。色味はちょっとエグイけど、よく見れば、なんだか美味しそうに見えませんか?
ね、赤い種がとろけて美味しそうでしょ~
って実は、ホントに甘くて美味しいのです、この種。オレンジの実も未成熟のゴーヤのような苦みがなく、生でそのまま食べられちゃいます。栄養価で比べれば、未成熟のゴーヤの方が優秀なのですが、苦みが抜けて甘みを感じるこの完熟ゴーヤもまた魅力的です。
それでは最後に、この完熟ゴーヤを使ったレシピを紹介したいと思います。
◇完熟ゴーヤのジャム◇
- 材料
- ゴーヤ 2本(300g程度)
- 砂糖 120~150g(ゴーヤの重さの40~50%)
- レモン汁 大さじ2~3
- 水 適宜(50~100cc程度)
つくりかた
(1)ゴーヤは縦半分に切り、赤い種を全て取り出し別の器に取っておく。
※大きい種には中に固い部分があるので、取り出しておく。
(2)実の内側の白い繊維質部は、スプーンなどで削り取っておく。
(3)実は5mm程度にスライスする。
※完熟してボロボロに割けるような実であれば、適当な大きさに切っておけばよい。
(4)(3)のゴーヤの実を鍋に入れて火にかけて煮る。ゴーヤからあまり水分がでないようであれば、適宜、水を足す。(50~100cc程度)
(5)ゴーヤが柔らかくなってきたら、砂糖とレモン汁の半量を入れて煮る。
※焦げ付かないよう火加減に気をつける。
(6)水分が飛んでとろみが付いてきたらレモン汁の残りを入れ、ひと煮立ちさせて火を止める。
(7)(1)で取り出した種をいれて、混ぜ合わせる。
夏も終わり、次回はぼちぼちゴーヤのグリーンルーム計画の総括かな?お楽しみに!