プランターに土が入っている

遠藤やすひろ

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日々是ものづくり

ほぼ土木作業

 果樹栽培の植え付け第1弾として、前回、ブルーベリーとカーラントを紹介しましたが、実は、果樹栽培を始めるきっかけとなったのは、今回紹介する「柑橘類」でした。自宅周辺は造成から40〜50年程経った、古めの住宅地なのですが、夏みかん、柚、金柑などを撓わ実らせているお宅が結構あるのです。しかも、それほど手間をかけている様子もなく、たくさん実っているんですよね。でも以前は「柑橘類」と言えば、そのまま食べることしか思いつかなかったので「夏みかんや柚がそんなに採れてもねぇ」と、何となく羨ましく思っていた程度でした。
 しかし自分でマーマレードを作るようになってみると(どうやって作っているのか自分でわかっているので)農薬等の心配もなく「あれだけ夏みかんがあったら、思いっきりマーマレードが作れるのに。。。」と(笑)
 それが果樹栽培を意識し始めたきっかけです。さらに「柑橘類」の栽培について調べてみると「夏みかん」系は病気も少なく、豊産性で栽培容易。収穫できるようになるまでは4〜5年かかりますが、果樹栽培初心者にはもってこいの品種のようです。ただ、それなりに大きくなる果樹なので、できれば庭植えしたいところ。そこで、両親に果樹栽培のことを相談してみると「庭の植木も世代交代かな、、、」と快く賛同してくれました。

 そうと決まれば一気呵成に行きたいところですが、世代交代のためには、現役の植木に引退していただかなければなりません。「柑橘類」を植え付け予定の場所には、高さ6〜7mの銀杏をはじめとして、椿、紫陽花などが植えてあります。庭の樹木も何度か移動していますが、今の場所に来てから少なくとも30年以上は経っているので、根もしっかり張られています。今回は移動ではなく、そのまま引退していただくため、慎重さは必要ありませんが、かなりの重労働となりそうです。

 幸い父が、平日のうちに比較的簡単に掘り起こせるものや、枝を落として準備してくれていたので、週末の作業は、銀杏と椿の掘り起こしだけとなりました。父に感謝<(_ _)>
 しかーし、この掘り起こし作業が、予想通りの重労働。ガーデニングというより土木作業。まずは椿の掘り起こしから取りかかりました。深く広く伸びた根に苦戦させられ、約2時間の格闘の末、掘り起こし完了。

掘り起こして、横倒しになった椿の木

 根が切断されているのでコンパクトに見えますが、根が硬く強固に地中に張られていたので、ちょっと掘り起こしたくらいではピクリとも動きませんでした。。。鍬も使って作業していたのですが、誤って根にまともに当たったら鍬の刃が欠けてしまいました。鍬じゃなくてツルハシが欲しかった(^_^;)

 続いて銀杏。樹自体は椿より柔らかいのですが、なにしろ縦に高く伸びているので、根もそれなりに強力です。しかも植えられている場所が庭の隅で、作業しづらく。。。こちらも約2時間かかって掘り起こし完了しました。

掘り起こし、横倒しになった銀杏(イチョウ)の木

 ここから、掘り起こした穴の周辺に残った根を掘り出し、土を耕し、掘り起こした土に石灰を混ぜて穴に埋め戻しました。これで下準備はとりあえず完了です。

 それから2週間後に「柑橘類」の植え付けです。今回植え付けるのは、こちらの4本。「柑橘類」じゃないものも混じってますね(笑)

家の濡れ縁の前に甘夏、日向夏、サニーコット、ニコニコットの苗木がならんでいる

向かって左から ・甘夏
 最初にも書いたように、果樹栽培初心者向けの柑橘類。マーマレードの原材料としても一般的。
・日向夏(ニューサマーオレンジ)
 これまで、様々な品種でマーマレードを作ったが、中でも日向夏で作ったマーマレードは1、2を争う美味しさ。レモンのような香り爽やかなマーマレードになり、それに惹かれて苗購入。受粉樹に甘夏の樹が使えるのも好都合。
・サニーコット
・ニコニコット
 共に近年、品種改良から生まれた「あんず」の新品種。まだあまり市場に出回ってない希少性にも惹かれたが、何よりあんずジャムが大好きなので、、、
詳細は『アンズ新品種「サニーコット」、「ニコニコット」』をご覧下さい。

 「柑橘類」の2品種は予定通りですが、「あんず」の2品種は完全に衝動買いです(笑)

 2週間前に下準備した場所に再び穴を掘って、堆肥、培養土を使って植え付けました。

 ちょっと立派な3年生の「甘夏」

地面に甘夏の苗が植えられている

 期待の「日向夏」は2年生

地面に日向夏の苗が植えられている

 あんずは別品種を受粉樹にすると良いそうです。手前から「サニーコット」、「ニコニコット」

地面にサニーコット、ニコニコットの苗が植えられている

 火がついた果樹栽培魂はこんなものではありません(笑)
 次回は「つる性果樹」をご紹介します。お楽しみに!