ベランダのぶどうのつるが支柱に添って伸びている

遠藤やすひろ

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日々是ものづくり

ぶどうでグリーンカーテン

 昨年の晩秋、ぶどう棚の移設を行いました。2階のベランダにはトレリス仕立ての『シャルドネ』の支柱を残してぶどう棚は撤去し、移設の際に剪定を行ったので、見た目はちょっと寂しくなってしまいました(^^;)

ベランダの支柱前におかれたプランター。ぶどうの苗木に葉は見られない

 そして春。

 順調に芽吹いてGW明けには、トレリス仕立ての2段目まで伸びてきました。

プランターのぶどうの蔓が2段目の支柱まで伸びている

 この『シャルドネ』は3年生ですが、ポツポツと果房が付き始めました。摘房するほど付いていないので、大きめの果房の副穂(ふくすい)と支梗(しこう)の整形を行いました。

ハサミでぶどうの若い果房の整形をしている。実の写真には「副穂」「支梗」「小果梗」の部分の位置が記されている

 副穂は切り取り、支梗は10段程度となるよう整形しました。うん、スッキリ!

整形後のぶどうの若い果房。実の枝元の部分をカットして実の数を減らしている

 もっとも、大きめの果房はこれくらいで、あとは整形する必要もないような小さな果房ばかりです。ま、3年目なんてこんなもんなのでしょう。

 ところで、この『シャルドネ』、去年も思ったのですが、なんだか成長が早い気がします。初めてぶどうを栽培するので本当のところはよくわからないのですが、果房の整形をしてから2週間後、ここまで成長しました。

ベランダから見たぶどうの様子。2段目の支柱にまきついた蔓が、かなり横に伸びている。上は3段目まで蔓が伸びている

トレリス仕立ての3段目まで伸びています。本来であれば、今年は2段目、来年に3段目を伸ばしていくつもりでしたが、来年を待たずにトレリス3段目の基幹部分はできてしまいそうです。
 そしてこの写真、よく見ていただくとわかるのですが、実は単純なトレリス仕立てにはなっておりません。左右に伸びた主枝の先端を摘心して、その途中から上方へ向かって新梢を伸ばしています。

上と同じ写真に「新梢」「摘心」の文字が加えられている。1段目のぶどうの蔓から出た小枝を、垂直に伸ばし2段目に誘引する。

 なぜ、こんなことをしているかというと、それはぶどうで「グリーンカーテン」を作るためです。

 もともと、この『シャルドネ』は、ぶどう棚の側面を利用して、トレリス仕立てで栽培するつもりでした。しかし、ぶどう棚の移設に伴い、トレリスの支柱が軒下に移動してきたため「それならぶどうでグリーンカーテンにしてみよう!」と。

 ただ、トレリス仕立てだと「グリーンカーテン」として機能するほど、ぶどうの葉が生い茂りません。なので、半ば無理矢理、トレリス仕立てで伸ばした主枝から新梢を伸ばして垣根仕立てとしています。
本来、垣根仕立てでは、中央の主幹は伸ばさず左右に伸ばした2本の主枝(トレリス仕立てでいえば1段目の主枝)から垂直に新梢を伸ばしていきます。トレリス2段目の主枝からも新梢を伸ばしているので、垂直に伸びた1段目の新梢が2段目に到達したらどうしようか悩ましいですが、、、(^^;)

 垂直に伸ばしていく新梢は、各段の間に20cm間隔で張られたバインド線を使って誘引します。

ぶどうの蔓と窓側に貼られた針金(バインド線)。写真には「バインド線 20cm間隔」の文字が加えられている

これから夏場に向けて、さらに新梢がグイグイ伸びてくるでしょう。「グリーンカーテン」ができたら、またこちらで紹介したいと思います(^^)

 さてさて、これまでベランダに設置されていたぶどう棚ですが、4月上旬に1階へ移設しました。

移設後の1階の様子、棚の頭頂部が、屋根から塀に斜めに架けられている

 ベランダに設置していたときは水平な棚でしたが、こちらでは設置場所の関係で傾斜させています。ちなみにここ、家の建物の北側になります。北側のわりに妙に日当たりがよいのは、建物が北側斜線ギリギリまで建てられていないためで、太陽の位置の低い真冬は全くダメですが、春になると花壇部分に日が当たるようになるのです。場所によっては南側の庭よりも日当たりがよいくらいです(^^;)

 『シャルドネ』はご紹介したとおり、引き続きベランダで栽培しているので、こちらのぶどう棚には新たに『多摩ゆたか』を用意しました。

塀の脇の花壇に「多摩ゆたか」の苗木が植えられている

棚仕立てなので、まずは棚まで一直線に伸び上がっていただきますが、一方で側面は垣根仕立てにしようと企んでおります、、、詳細はまたの機会に。

 それでは次回もお楽しみに!