梵恵
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「風水は、能動的に動くことで運気を上げていく、
もしくは下げないよう努力するためのものです。
ここでは個人の運気ではなく、
社会や集団における流れの予報をすることで、
西に黄色を置いて金運を呼ぶ方法と同様に、
社会や集団の中で心の置き所を調整して、
良運を呼んでいただければと思います。」
世間全体、変化し続ける現状に覚える不安が最大限まで増加していき、そろそろ変化しないで欲しいという思いも強まって、時代への執着が強まっていきます。しかし、これまでのこだわりを継続しようと思っても、それは変化の流れが許さない。
「自分とは一体なんだろう」、「自分の立ち位置はどこにあるのだろう」、「自分らしさが実はよくわからなくなっている」。そんな思いに満ちた人々があふれる世間が、不安定になるのは無理からぬことで、話す相手次第、状況次第で変化する自分にもまた、不安が生まれてしまうのも、この月は通常運行と言えるでしょう。
早く安定したいと思うあまり、みんなが頑固になったり、分別をつけてみようとしたり、精神的に追い詰められやすくもなりますが、忘れないで欲しいことは「今が新しいこだわりを探している最中である」ということです。
日々思うことが変わっても、言うことが変わっても、いずれ安定するためのテスト走行中だから、と割り切ることで、人にも自分にも優しくなれるはずです。
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