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【宿曜占星術】
今年運勢が良いと言われている宿の人と
今年運勢が悪いと言われている宿の人への
2018年後半戦アドバイス

あつきあつき「こんにちは梵先生。6月になって、あと1ヶ月で今年も半分終わりますね〜」

梵梵「ここ最近は、年々時間の経つのが早くなっているように感じられますね」

あつき「そうですね。年齢を重ね、経験値が増えるとそう感じると言われますね(苦笑)ところで『今年は運勢が良い』って言われてる友人がそんな風に感じられないって言ってました。どうしてなんでしょ」

梵「今年、最高に運勢が良いと言われているのは『栄』の運気を迎えている昴宿・翼宿・斗宿のグループ、『親』の運気を迎えている星宿・尾宿・婁宿のグループですね。そうは言っても、今年絶好調だ!と思えている方は、少ないかもしれません」

あつき「どうしてですか?」

梵「『栄』の運気は最高潮の運気でありながら、突発的な出来事やトラブルも起きやすいので、そちらの方に気を取られる回数が多いと全体にうまくいってない感が強まります。終わりよければ全て良し、全体を眺めて意外にうまくいっているくらいで十分ということをわかっておく必要があります。『親』の運気も、自分らしさを生かす気持ちがあればうまく働きますが、逆に自分らしくないことを続けていれば運気は落ちてしまうので「自分らしさ」の模索が必須なのです」

あつき「運勢が良いって言われてても、なんでもかんでも良いってことでもないんですね」

梵「同様に金運が良いと言われる『安』の運気を迎えている觜宿・角宿・虚宿。仕事での成功が訪れるはずの『成』を迎えている井宿・底宿・室宿。人間関係がうまくいくと言われる『友』を迎えている柳宿・心宿・奎宿についても、格別その実感がない方は、結構いらっしゃるかもしれませんね。それぞれの運気には得意不得意があるので、たとえば金運の良い『安』でも、旅行や遠出に積極的に動き回り、そのうえで最初に多少のお金を使うことによって、そのあとの『お金の巡りが良くなる』…という捉え方をされたほうがよろしいと思います。『成』の運気であれば仕事の運気は良いけれど逆に、プライベートでテンションが上がりづらい状態に慣れること。『友』の人間関係の良い運気は仕事上では良さが発揮されないなど、特徴を掴んでおく必要があるでしょう」

あつき「運気が良い時期でも、その良い運気に合った言動が運気を更に良くさせるってことなんですね」

梵「その通りです、運気というのは"気の運び"なので、その気の運びに沿った言動で、一層流れに乗れるようになるんですね。その上で、下半期に向けて気をつけておきたいのが、運勢は下半期の方が強く作用するということ。ここまで、うまくいっていない感じが強い方は“悪いと思われる事柄ほど成長のきっかけ”だと切り替えて向き合っていただくのが良いと思います」

あつき「ちょっと怖いです…良い運勢なのに上半期でうまくいってない場合は、先程のアドバイスを意識した言動を心掛けるようにした方が良いですね。じゃあ、逆に元々運勢が良くない場合はどうなんでしょう」

梵「波乱運である『危』を迎えている参宿、亢宿、危宿 、衰退を意味する『衰』を迎えている畢宿・軫宿・女宿、破壊を意味する『壊』を迎えている鬼宿、房宿、壁宿の方々は、これまでもいろいろあったと思いますが、後半に向けて試練がどんどん深まります」

あつき「試練を乗り越えるアドバイスを頂けますか?」

梵「試練を乗り越えるに当たって、“試練は越えられる時に越えられる大きさでやってくる”という言葉を信じておくのは、かなり有効です。いわゆる悪い運気というのも、私達を潰しにやってくるのではなく、これを越えたら一人前だよ!という応援運気の一つなんです。なので大きな波が来た時に『また来たか・・・』と凹むより、どう乗りこなそうかと楽しむ気概が大事です。そうは言っても、そんな元気が出しづらいのが特に衰退・破壊運気の特徴でもあります。それでも、八つ当たりする、ふてくさるなど、自分から流れを止めるような行動に出ない心がけを持てると良いですね」

あつき「自分の心の持ちようなのですね。それがまた大変なんでしょうが、乗り越えるしか無い!あと、『命』『業』『胎』の場合はどうでしょう?」

梵「『命』『業』『胎』の運勢は少々特殊で、次の年以降をきちんと迎えるための足場固めの年になります。なので、積極的なチャレンジや背伸びのような無茶はせず、今できることは目をつぶってでもできるようにする、過去の問題にはケリをつける、未来についていくつもの想像や想定をしておくといった、締めくくりと準備を意識するのに向いた年と言えます」

あつき「他の運勢よりも来年の運勢に影響するんですね!」

梵「今年は世間全体が大きな変化の年に当たっているので、トントン拍子に話が進むという「わかりやすい運勢の良さに」巡りあいづらくなっていることも影響しています。とは言え、どんな時でも後ろ向きなまま、ひねくれているのが一番もったいない時間の過ごし方です。時間の流れを早く感じてしまうお年頃であるほど(笑)時間を大事にするためにも「今をどうやって乗り越えるか」「どうしたら少しでも楽しく笑って過ごせるか」に心を向けた方が、運勢としても断然良い方向へと流れていくことになるのです」

あつき「“どうしたら少しでも楽しく笑って過ごせるか”素敵な言葉ですね!」

梵「“かっこよく乗り切ろう”なんて思わないことです。泥臭さも人生の味、それくらいの緩い気持ちが、人生に一層深みを増してくれますよ」

あつき「わかりました! ありがとうございます」

まとめ

***2018年運勢が良い宿***

『栄』昴宿・翼宿・斗宿
最高潮の運気。
突発的な出来事やトラブルも起きやすいので、そちらの方に気を取られる回数が多いと全体にうまくいってない感が強まる。
終わりよければ全て良し、全体を眺めて意外にうまくいっているくらいで十分と思うと良い。

『親』星宿・尾宿・婁宿
自分らしさを生かす気持ちがあればうまく働くが、逆に自分らしくないことを続けていれば運気は落ちてしまう。
『自分らしさ』の模索が必須。

『安』觜宿・角宿・虚宿
金運が良い
積極的に遠出をするなど多少お金を出すことで、一層お金めぐりが良くなる。

『成』井宿・底宿・室宿
仕事運が良い
プライベートの方のテンションが上がりづらい状態に慣れる。

『友』柳宿・心宿・奎宿
人間関係が良い
人間関係の良い運気は仕事上では良さが発揮されない。

***2018年運勢が悪い宿***

『衰』畢宿・軫宿・女宿
『危』参宿・亢宿・危宿
『壊』鬼宿・房宿・壁宿
『試練は越えられる時に越えられる大きさでやってくる』
この運気をどう乗りこなそうかと楽しむ気概が大事。
そんな元気が出しづらいのが特に衰退・破壊運気の特徴。
八つ当たりする、ふてくさるなど、自分から流れを止めるような行動に出ない心がけを持つ

***2018年今後の準備年の宿***

『命』胃宿
『業』張宿
『胎』箕宿
『命』『業』『胎』の運勢は少々特殊で、次の年以降をきちんと迎えるための足場固めの年。
積極的なチャレンジや背伸びのような無茶はせず、今やるべきことを行う。
過去の問題にはケリをつける。
未来についていくつもの想像や想定をしておく。
締めくくりと準備を意識するのに向いた年。