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【見えない世界の話】大掃除と大祓に、見えない関係?

梵梵「あつきさん、年末に向けての準備は、何か始めていますか?」

あつきあつき「クリスマスソングなんかも耳に届いてはくるのですが、未だに日常やることだけで手一杯になってて、年末年始の準備なんて夢のまた夢です~」

梵「この時期、知らず知らずの間に済ませておきたいことも増えるので、一層手が回らなくなりますよね、わかります。今は見えない世界の動きに、現実が遅れてついてくるのが当たり前、なんていう認識の世の中ですから、まず見えない世界の方から、大掃除準備だけでもしてみたらいかがですか?」

あつき「見えない世界の大掃除準備、ですか?それってどうしたら、できるんでしょう」

梵「神社で年末にやっている、大祓ってありますよね。あれに参加すればいいんです」

あつき「え、でも大祓って確か大晦日とか、そんな日に時間割けませんよ~、みたいな時に開催されてませんでしたっけ。しかも、それだと全然、事前準備じゃなくて、ぶっつけ本番みたいになりますよね」

梵「ですね、現地に行くのも大変ですし、人当たり・邪気当たりして大変なこともあります。そこで、代理をうまく使うんです」

梵「この時期、神社によっては、お賽銭箱の辺りに封筒みたいなものが置いてあります。それは、私たちの穢れを代わりに引き受けてくれる「ヒトガタ」です。人間の形に切った紙を、撫でたり息を吹きかけたりして、半年分の邪気を引き受けてもらうんです」

梵「そのヒトガタを神社に預けて、大祓の時にお焚き上げして浄化していただけば、次の半年も安心して、穢れられます(笑)」

あつき「へー、そうなんですか!でも、半年分じゃ足りないかも。今まで全然やったことないので」

梵「絶対的に半年分の穢れだけが対象、ではないので最大限綺麗になりますし、半年に一度継続していけば、溜まった分も遠くない未来にスッキリできるので大丈夫です。しかも、近所の神社にヒトガタがなくても、大きな神社さんでは郵送で大祓を受け付けてくれるので、一層便利なんです」

あつき「郵送で!?それはまた近代的な(笑)」

梵「「大祓 郵送」でネット検索すると、神田明神、湯島天神、鶴岡八幡宮を始め、各地様々な神社の案内ページに到達できるので、お好みのところに依頼するのがいいです。可能であれば、一度でも訪れたところで結構好きな神社が良いのですが、もう押し迫ってきているので、ホームページを見て気に入ったところ、という条件だけでも十分です」

あつき「そんなにメジャーな方法なんですね、郵送大祓。しかし、なんとなく気に入ったなんて理由で、お願いしてしまって大丈夫でしょうか」

梵「大丈夫です。なぜかと言うと、この世界も、私たちも、究極的には「気」という見えない物質でできています。その前提で言うと「気に入る」というのは、自分を構成する「気」に、対象の「気」が入ってきても大丈夫、好ましい、合体・融合可能、という意味になるのです。だから理由がわからなくても「気が合う」なら、問題はないのですよ」

あつき「そう考えると面白いですね~!そうか、気に入る気に入らない、気が合う気が合わないも、実は物質的なやりとりがあって成立してるってことなんですね!」

梵「そうです。だから、穢れ祓いを「そんなの気のせいだ」と思ったとしても、「気」のせいで何か支障が起きやすくなっているなら、「気」の流れを良くするために滞っている部分を掃除して障害を取り除けばいいことになります。そうすると、遅れたタイミングで現実の流れもよくなるわけですから」

あつき「なるほど、それが見えない世界の大掃除準備になるってことですか」

梵「その通りです。年末よりも早い段階で穢れをヒトガタに預けて体から離してしまい、次の年に備えられる意味で、実は郵送を使うのが世界最速の大掃除準備と言っても過言ではないわけです(笑)」

梵「そして、穢れは「気枯れ」とも書いて、私たちにとって有用な気が減っていることを示しています。足りていない部分に、邪気が入ってくると心身が病んで「病気」になるんですね。この邪気を取っ払って、新しく私たちのためになる「気」を取り入れていくことで、「気」が運ばれる、つまり運気もよくなることにつながるわけです」

あつき「ということは、見えない世界の大掃除をきちんとすることで、病気と縁遠くなって、運気が上がる、開運できるってことにもなるんですね!」

梵「そういうことですね。もちろん開運は、見えない世界での配慮に、見える世界、現実世界の実働が合致してドンドン進むものなので、神頼みしたら全てがうまくいくわけではないように、現実での問題にも対応する必要は、あるんですけどね」

梵「どれほど現実的に頑張っても、何も変わらない、うまく動かない、なんていう時は、見えない世界に自分から働きかけてみる価値はあります。いわゆる『神頼み』は、困った時だけするものではなく、普段から顔つなぎしておいた方がいい、それは人間関係と同じです」

あつき「神様と人間関係みたいなお付き合い、ですか!それは新機軸ですね。早速、郵送大祓から調べてみます」

梵「ちなみに、歳神様は元旦のご来光と共にいらして、空いている場所に「年玉」と呼ばれるエネルギー塊を置いていってくださいます。なので元旦には、その年玉を置いていただけるような物理スペースが必要になるので、現実の大掃除も必要にはなるんですけどね」

あつき「片付けや掃除は、神頼みじゃ終われませんね。そちらも、何とか暇を見つけてやってみます」

まとめ

  • 穢れ祓いは運気アップにもつながる上に
    郵送での依頼も可能
  • 物理的な大掃除も、できる限りやろう