開運!七福神占い

竹本光晴

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七福神占いとは

●守護福神調べ

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 「もういくつねるとお正月~はやくこいこいお正月♪」誰もが口ずさんだことのある「お正月の歌」
瀧 廉太郎作曲による日本の代表的な唱歌ですね。
 東京に住んでいると、お正月に凧をあげたり、まりをついたりとった遊びは、ほとんど見かけなくなりました。
 でも、現在でも根強く受け継がれている行事と言えば、そう、「七福神めぐり」です。七福神は、福をもたらしてくれる神様で、最も庶民的な信仰です。
 日本の宗教の特徴は神仏混交・神仏習合と言われるように、神様と仏様が渾然と融合しています。
 七福神もそのひとつで、インド・中国・日本といった国境を越えた神仏が集まったもの。仏法の経典である「仁王経」によると、「七難即滅、七福即生」という言葉を唱えると、世の中の七つの大難(太陽の異変、星の異変、風害、水害、火災、干害、盗難)はたちどころに消滅し、七つの福が生まれると言われています。
 この七つの福というのは、その時代を明るく照らす光であり、私たちの願望を反映しています。そして、七福神は七惑星と対応し、生まれた日が何曜日かによって、あなたを守護する神様が決まります。
 自分の神様を知り、心のよりどころにすれば、あなたを包み守ってくれるでしょう。

○寿老人○

 寿老人は長く伸びた白ひげが特徴で、杖を持ち鹿を引き連れています。元は中国の神であり、翁の姿に似ていることから長寿の神とされています。寿老人が持つのは杖の他に、不老不死との関わりがある桃や、霊薬の入ったひょうたん等です。また、酒を好む神であり、月の守護神です。

○毘沙門天○

 鎧をまとい、槍と宝塔を持つ毘沙門天は、元はインドの神であり、仏法を守る軍神です。別名、多聞天と呼ばれ財宝と福徳を司る神でもあります。知恵の神様としても信仰され、毘沙門天は軍神であることから古来日本では勝負事の神と崇められ、武将達の信仰を集めました。また、戦いの神、火星の守護神です。

○恵比須天○

 恵比須天は釣竿を持ち鯛を抱えています。天照大神と兄弟といわれ、七福神の中で唯一の日本の神です。古来日本では、民間信仰の中で祀られ、現在でも商売繁盛、大漁の神として親しまれています。また、 五穀豊穣と情報を司る、水星の守護神です。

○福禄寿○

 長い頭が特徴の福禄寿は、元は中国の神であり、仙人といわれています。中国道教の老人星(カノープス)の化身ともいわれ、この星は滅多に見られない星だったことから、古来中国では、老人星を見ることができたら長寿が約束され、人徳が得られるという伝説がありました。また、発展と拡大をもたらす、木星の守護神です。

○弁財天○

 七福神の中で唯一の女神である弁財天は、元の名をサラスヴァティーといい、古代インドの河の神です。音楽と学問、芸術の神であることから、琵琶(楽器)を持ち天女のような姿をしています。また、 愛と平和、美と調和を司る、金星の守護神です。

○大黒天○

 頭巾をかぶり、小槌と大きな袋を持ち、米俵の上に鎮座している大黒天は、台所の神であり、豊作の神です。元はインドのシヴァ神で、「大いなる黒き者」という意味があることから、大黒天と呼ばれるようになりました。古来日本では、台所に大黒天を祀っておけば食べることに困らないと信じられていました。また、 計画性や規律を司る、土星の守護神です。

○布袋尊○

 かっぷくのいい姿の布袋尊は、七福神の中でただ一人、実在の人物がルーツです。元は中国の徳の高い僧侶であり、布袋になぞらえた太鼓腹の姿から、寛容の精神を表しています。開運、良縁、子宝の神とされ、僧や貧者に金品を寄付するために背負っている袋は、堪忍袋といわれています。また、 生命力と栄光を司る、太陽の守護神です。

 このように生まれた曜日によって、あなたの守護七福神が決まります。  次回のコラムでは、あなたの七福神を基に開運法(ラッキースポット・カラー・アイテムなど)を書きたいと思います。さらに「七福神めぐり」の参詣の仕方も紹介しますね。
 人生の転機に直面しても、あなたの神様にお願いをすれば、進むべき道をしっかりと照らしてくれるでしょう。あなただけの七福神を知って、七つの福徳を呼び寄せましょう。